パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】心理学から・・・続きの続き
また、また続きです。
心理学者のアドラーは、
子どもの困ってしまう行動を
「不適切な行動5段階」として
次のように述べています。
第1段階 称賛の欲求
まわりの人に称賛されるために
よい行ないをする段階。
ほめられるための行動なので、
思うようにほめてもらえないなど
気持ちが満たされずにいると、
次の<第2段階>へと進む。
第2段階 注目・関心を引く
ほめられなくてもいい、
むしろ叱られてもいいから、
自分に注目してほしいと強く願うようになる。
親の気を引こうと、
突然すねてみせたり、
いじけてみせたりするのはこの段階。
注目を集めることが目的なので、
叱っても叱ってもやめない。
第3段階 権力闘争をしかける
反抗的な態度や行動によって、
力を見せつけて特権的な地位を得ようとする段階。
<第2段階>において親が無視したり、
頭ごなしに叱りつけたりすることによって、
子どもの不適切な行動はよりエスカレートし、
権力を握ろうとしてくる。
第4段階 復讐をする
<第3段階>で権力を手に入れられないとわかると、
次は復讐の段階に入る。
学生であれば、
親への復讐として非行に走ったり、
不登校になったりするケースも。
相手の気を引きたいがための行動が
攻撃性を帯びてしまうことで、
復讐に発展する。
相手から憎まれてでも
注目を得ようとするのが特徴的。
第5段階 失望させる
第1段階~第4段階までの行動で
相手が適切な援助を行なわないと、
無気力になり自分からも逃げようとする。
「すべてがダメならもう何もしない」と
極端な思考に陥ってしまい、
相手から無能だと思われるための証明をする。
このように、
子どもの困ってしまう行動は、
第1段階から順番に
エスカレートしていくという
ケースがあります。
段階が上がれば上がるほど
修復が困難になるので、
『いま子どもはどの段階にいるのか』を
心理学の視点で推察していくと、
感情的にならずに導くことが
できるようにも思えます。
今のご時世において・・・
大きな鳴き声や、
大きな声が聞こえてくると、
虐待の疑いを持たれ、
すぐに警察や児童相談所から
確認の連絡が入ります。
そして
園にも連絡が入りますし、
私も区の要保護児の委員をしているため、
会議などで覚えのある名前が聞こえてきて
恥ずかしくなることもありますが・・・笑
昭和の時代なら、
普通の叱り方でも、
令和ではNGはたくさんあるようです。
これがいいか悪いかは別として、
大ごとになる前の予防策かと
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