2016/12/07
パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】保護者意識
パール幼稚園の音遊びの根幹は鍵盤ハーモニカです。
全音製鍵盤ハーモニカ・ピアニーを使用しております。
この鍵盤ハーモニカはメーカーにより呼び名も異なりますが、
音色も違うのです。
ピアニーは乾き系と申しましょうか、
特に高音が響きます。
音舞台・・・
耳に馴染んでいる方はご存知かとも。
会場に高音が揃って響き渡るときは、
背筋がゾォゾォ〜とします。
そして、音舞台・・・
主役は鍵盤ハーモニカだと言うまでもありません。
しかし・・・毎年のようにいらっしゃいます。
うちの子・・・楽器がやりたいと言っている。
そんな我が子思いのお手紙が担任に届きます。
この思いは十分に理解はできますが、
担任にとってみたら、かなりストレスとなりますことも、
ご理解いただきたく存じます。
過去には・・・「あんた」呼ばわりで罵倒うされ、
完全にやる気を喪失し、退職を決意した先生もいます。
近年、子どもを預ける施設。
託児所などでは、
預ける側を利用客と捉え、
利用する側も利用者という感覚です。
そして・・・
その感覚を幼稚園にまで引きずる方もいらっしゃいます。
幼稚園は学校教育法に基づいた学校です。
学校が保護者を利用者と位置付けたら、
いい教育の実践は不可能となります。
幼稚園に入園してくるときは利用者感覚であっても、
在園中に保護者意識を身につけていただき、
小学校へ送り出すことも幼稚園の役目となっているのが現状。
一体、この国の子育ては、どこに向かうのか?
この国の教育はどうなってしまうのか?
利用者感覚がもたらす末、
愛校心が失われ、
愛校心という言葉も死語となりつつあることが、
学校、教育の質を低下させているのはいうまでもありません。
我が子が可愛いが故に盲目になってしまうこともあるでしょう。
親が世間知を知らないと、
その子の行く末が心配にもなります。
挫折をしたら、立ち直れなくなり、
自分の道は自分で切り開くことが
困難にならないように導きたいものです。
音舞台。
会場に利用者意識を持たれる方が多いか、
保護者意識を持っている方が多いか・・・
会自体の雰囲気までも変わることなるでしょう。
音舞台。
園児の演奏を引き立てるのは会場です。
音舞台は、何のために実施するのか?
本園の意図をご理解いただき、
会場に足をお運びいただければと存じます。
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