2024/08/14

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】手を合わす




日本人の信仰への思いは様々だとも思います。


最近は若い人たちは、


ご朱印帳を何冊も持っていて、


神社仏閣にお参りに行くことが楽しいといいます。


おとなたちに押し付けられたものではないだけに、


そこで手を合わすことは、


みんなの心に祈るという文字が


自然と刻まれているのかもしれません。


仏壇があり


ご先祖さまが祀られているご家庭もあると思います。


最近はお仏壇のない家もあり、


墓終を考える年配者も増えているとか・・・


これも現代の諸事情かもしれません。


私も信仰心が強いとは言えませんが、


日本人の心のよりどころが


変わってきているようにも思います。


昭和の時代は、


神棚と仏壇は、


家の中で一番神聖な場所だったように感じます。


何よりもご先祖と言う言葉が身近にありました。


朝早くにお供え水と


ロウソクに火をともしお線香を。


朝を迎えられたことに感謝して、


一日が始まりました。


一日の夕餉にも同じように


無事家族が揃ったことへの感謝で手を合わす。


炊き立てのご飯を一番にお供えする。


湯気がごちそうと教えられて、


しばらくしたら下げたご飯をいただく。


それはごく自然の事でした。


食事の前には手を合わせ


「いただきます」といい、


食べ終えたら


「ごちそうさま」と、


また手を合わせる。


神社やお寺、


祖父母のお墓にお参りしても、


私はお願い事をしたことがありません。


「いつも見守ってくださってありがとうございます。」


これだけなのです。


素直にお願い事で手を合わせても良さそうですが、


何かに挑戦する時は


「どうぞ見守ってください。」と。


でも・・・


これも結局はお願いしていることかも知れません。


東京ではお盆ですが、


幼稚園では、


蝉時雨が聞こえるだけのお盆ではなくなりました。


お盆といえども、


時代の流れで預かりの園児たちの声で賑やかです。


今日ここで幼稚園という仕事に携わっていられるのも、


祖父母が園を残してくれたから・・・


今よりも、


よりよいカタチにして未来へ手渡せるようにと



今日も手を合わす。



人それぞれ心のよりどころはあるものです。

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